誕生日とは
誕生日って、どう過ごすものなんだろう。
人と比較したことがないから分からないけど、
わたしにとっての誕生日は、ケーキを食べる日でした。
盛大に祝ってほしいとか、プレゼントが欲しいとかじゃなくて
(くれたら嬉しいけども!)
おめでとうと言われて、名前のプレートがついたケーキの火を吹き消したいんです。
おめでとうの言葉は、生きてることを認められた気持ちになるし
名前のプレートは「今日はあなたのための日です!」って言われているみたいで
すごく嬉しい。
たまには、ただ生きてることを肯定してほしいんですよ。
あともう一個、おめでとうとケーキが自分にとって重要な理由がありました。
誕生日で頭に浮かぶのは
手を叩きながら「ハッピバースデートゥーユーー♪」を歌うニコニコの母の顔。
私がひとつ年を重ねる度に、ケーキにろうそくを立てて、明かりを消して、
家族でバースデーソングを歌ってお祝いしてくれていた、うちの家。
これが、わたしにとっての誕生日でした。
そしてそれが、幸せな記憶。
また来年も年を重ねて、そのまた先も、そのまたまた先も
たぶん誕生日はやってくる。
これからも飽きずに、一年に一度、自分を肯定してあげる大切な日。
おやすみ。